秋の犬山祭り
10月25日、愛知県犬山市の犬山祭りを見学しました。
国宝犬山城の城下町を山車が13台も登場し、からくり人形の見世物もあり、多くの人でにぎわっていました。
私が犬山祭りを訪れた目的は、山車の造りを近くでよく見たかったからです。
一昨年、栃木県の文化財である山車を修復する為の桧の材料を御注文いただきました。品質は目が細かくすべて赤身(芯部)で、将来狂いのない素直な木柄という条件でした。 材料の検品も厳しいものでした。
納品して一年近く経過して、宮大工様と文化財を受け継ぐ担当者様から山車の補修完成の写真とともに、お礼のお手紙をいただきました。
いろいろな地域で山車の造りや木の細工などがどのように違っているのかとても興味があります。
犬山の山車の特徴は写真のように3層になっていて、背丈が高いつくりになっています。当時の木材加工技術の高さがうかがえます。
山車をはじめとして、住宅や社寺仏閣など日本の伝統文化には、『木』が深くかかわっていますね。
株式会社トーホーは『木』を通して文化継承させて頂けることに喜びを感じます。