鵜飼舟の材料
営業の中島です。
船大工のお客様から稀に鵜飼舟の材料の注文をいただきます。
舟に使われる材は高野槇(こうやまき)です。 高野槇は木曽五木にあたりますが、木曽五木は『ヒノキ・アスナロ・ネズコ・サワラ・コウヤマキ』です。
高野槇は、桧などと比べると非常に軽く、浮力が有るため浅瀬でも船底を擦り難い事、耐水性が高い事も舟の材料として適しています。
丸太の断面を見て頂くとわかりますが、外周の白太部分の層が桧などを比べ少ないです。(赤身部分が多い)
今回は5m~4mの末口34cm~40cmの丸太を7本用意しました。
近年、高野槇は希少木で一説によれば日本の各都道府県のレッドリストの指定を受けているようです。
そんな希少な木材を無駄にすることなく、大事に使っていきたいと思います。