「お木曳」七里の渡し場
今年5月31日、日曜日に三重県桑名市で二十年に一度の、『お木曳』が盛大に行われました。
五月晴れのなか桧鳥居『お木曳』を見学するため、ぞくそくと出発地点に向っています。
出発地点に到着すると白い「曳」印のはっぴ姿の人が、大勢います。
鳥居の桧丸柱が、大きく見えます。
白く長い綱に2千名以上も集まり、力を合わせるよう声を掛け合います。
栃木県鹿沼市からの参加でしょうか?
左側のはっぴは文化財の印のお寺のマス組みです。
右側のはっぴは、富山県から参加でしょうか?
カヤブキの社です。
山車もどんどんくり出して、すごい活気です。
桑名の街全体が、二十年に一度の『お木曳』一色です。
七里の渡しの鳥居です。
この向こうは伊勢湾です。
一週間後には、『お木曳』の鳥居と建替えられます。
この鳥居は、東北地方の被災した神社へ引っ越すそうです。
赤坂美林から産出された桧を大切に、神の領域と人の俗世界を分け続ける
習わしになぜか、清々しい思いがします。