雑木林利活用講座に参加してきました。
新年あけましておめでとうございます。営業の日下です。
1月9日成人の日に白川町が主催する雑木林利活用講座に行ってきました。
白川町には雑木林(里山林)が多くありますが、昔は生活の中でうまく活用され
保全されていた里山も近年は生活様式の変化で放置され問題化して
いるとのことなので、森林の役割や森づくりの意義や技術を楽しく学んで、
森と関わる活動をしていきたいと思って夫婦で参加してみました。
今回は第二回目で、内容は「学ぼう 竹林整備」と竹林整備や竹の活用について学ぶというもので、午前中は
座学、午後は竹林現場での伐採実技でした。
午前中の講師は、長野県の飯田市で天竜川の舟下りの船頭をされている曽根原宗夫さんでした。
竹林整備に至った経緯は、お仕事で天竜川の舟下りをされていて、ごみの不法投棄問題をなんとかしようと清掃活動をはじめたそうですが、同時に放置竹林が広がっている現状にも気付かれ船頭仲間4人で伐採していったそうです。最初は伐採した竹の処理に頭を痛めていたそうですが、途中で竹でイカダを作ることを考えて、夏にイカダ下りをはじめたそうです。しかしまたイカダの廃材の処理に悩んでいたところ、近くで竹でボイラー焚きをしている方と知り合い、ボイラーで湯を沸かし足湯を始めたそうです。
また火力の強い竹も燃やせるストーブとも出会い、竹を伐採してイカダや燃料に使うという循環できたそうです。
驚きは竹3本で灯油18L相当の熱量があるそうです。ほかにはタケノコでメンマも作るようになり、たった4人ではじまった活動が今では常時50人くらいを巻き込んで大きな町興しになってしまいました。
竹の有効活用にびっくりですがなにより、みんなが楽しんで老若男女の集うという地域の活性化につながったことが素晴らしいと思いました。
午後からは近くの竹やぶの整備に出かけ、実際に伐採をして、竹をチップにする機械を使用したり、竹を簡単に炭することを学びました。通常竹など炭を作ろうとすると炭竃に何日も付きっ切りで大変な仕事だそうですが、長野のモキ製作所さんで製作してる無煙炭化器であれば30分もかかりませんでした。炭は畑や田んぼの肥料として有効だそうです。また竹チップもとても細かく粉末状でこれもぼかし肥料として使えるとのことでまさに循環型で厄介あつかいされている竹が宝に変わる話でした。
今回竹林の繁茂が深刻化してる問題をしりましたが、楽しみながら森と関わることを学んで、豊かな雑木林を復活するとこと
多くの人と一緒にやっていきたいと思いました。