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長尺の製材に立ち会ってきました。

営業の日下です。今回は製材の現場に立ち会ってきたレポートです。

先日、大きなお寺の材料になる長くて太い米松を名古屋港にある製材会社さんの協力を得て製材してきました。

我がトーホーも製材会社ですが、今回は長さが約15メートル(乗用車が縦列3台分)と挽くことできないため、ご協力を頂きました。

樹種は米松という木で別名ダグラスファーで北アメリカ産の大木で成長すると50メートル以上直径も1~5メートルにもなります。針葉樹の中でも重くて強く、日本ではなかなか太くて長い梁材が採れなくなりましたので、社寺建築でもよく使われる樹種です。

今回はお寺の大梁、地棟という部位に使用される材料を四方ズリという挽き方で全くの角材ではなくカドに丸みを残したものに仕上げました。

今回製材した米松ですが、今後ゆっくりと自然乾燥していきますので実際に建てられるまではまだ3年近くかかります。一般の住宅であればあっという間にできる現在ですが、社寺建築はその辺とても伝統的です。使われる樹々も何十年と生きてきた生き物ですから、これからも愛情をもって見守っていきたいと思います。完成するのはまだまだ先ですがとても楽しみです。

 

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