木の乾燥
営業の日下です。
先日会社の同僚二人と東濃ひのき製材担い手研修に参加してきました。弊社の藤井代表が研修を主催した東濃桧品質管理センターの代表を務めてることもありましたが、今回は木の乾燥について学べるとのことでしたので志願して参加させていただきました。
内容は、木の含水率、乾燥による収縮と割れ、乾燥機の種類、乾燥機での具体的な試験方法や試験日誌の書き方、最新の乾燥方法などで、講義と実技を混ぜて分かり易いものでした。
早速次の日に近々納品する材料が乾燥室から出たところを撮ってみました。
弊社にある乾燥機は蒸気式のものでもっとも一般的なものです。よく乾くように一段ごとに桟を敷いてあります。この際桟がきれいに並んでいないと「そり」が発生してしまいますのでとても大切です。
木材の両端(小口)には割れを防ぐため樹脂が塗られますが、もっとも割れないように乾燥するには温度、湿度の調整が非常に重要になります。
今回は上手に乾燥できたようです。
今回の材料はお寺さんの化粧垂木(軒裏にみえる垂木)で目のきれいなものになります。
この後宮大工さんの手によって加工されお寺の一部になっていくかと思うとうれしく思います。