東濃桧精英樹
社長の藤井です。
昭和の終り、東濃桧を流通銘柄から産地銘柄にしようという意見で、
「東濃桧産地銘柄化推進協議会」が設立され良質な種子と
その供給が重要であり、「東濃桧採種園」が建設されました。
良質な種子を採取するのに、岐阜県下で100本の精英樹が選抜されました。
地元白川町に37号の東濃桧精英樹があります。優良木です。
大径木で伸びがある良材です。
持ち主の都合で、切り倒される事となりました。
台風被害もなく、雷に打たれることもなく150年以上育んできました。
造材方法を聞かれたため、山へ同行しました。
長さ8mで末口48cm。まっすぐ伸びた良材です。
残念なことに、入札で負けて他者のもとへ行きました。
太径木は、条件がそろってないと育ちません。
次の伐採は、200年後ですね。