歴史ある古いマス
社長の藤井です。
愛知県一宮市出身のWさんは、実家を整理整頓した時に
出てきた古いマスを会社に持ってきてくれました。
一升桝です。底に成田山の焼印があります。
裏には、昭和4年2月3日節分会と毛筆で書いてあります。
Wさんのご祖父さんは、90年前尾張一宮から東海道線を汽車に乗り、
千葉県成田市にある成田山新勝寺まで行き、節分会に参加されて
「福は家(うち)」と願われたのでしょう。
1929年はニューヨークで株が大暴落し、世界恐慌になり大戦へと
流れて行く年と社会で習いました。
かなり使い込んであります。樹種もよく分かりません。米や豆を量ったのでしょうね。
細かな柾目と杢目でマス組みされています。
W家を90年間、見つめ続けた木桝です。
これからも、大切にして下さい。