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木のはなし

伐採時期について

気温が高くなってすごしやすい季節となりました。

木材会社にとって暖かい季節は、木の扱いが、難しくなります。

気温が20℃を超えるようになると原木の劣化が早くなります。

今回は、冬切りの原木と夏切りの原木をお伝えします。

素材生産(木を伐採)する時期は、寒いころです。

桧については、9月の彼岸から3月彼岸までと言われます。松については、11月から2月までといわれます。

冬切りの桧丸太の写真です。

冬、桧の写真です。

シラタと呼ばれる樹皮の内側の白い部分がくっきりしています。

11月から3月までは、雪解け水を吸わないかぎり原木の劣化は進みません。

良質な原木は、この時期に切ることが多いですね。

シラタの部分が、黒っぽく変色しています。

気温が上がると木々が光合成をするためシラタ部分に多く水分を吸い上げます。

夏切りの木は、伐採してから変色や劣化が早く、原木伐採から半製品になりまでのリードタイムを早くしないとこのようになります。
手持ちの原木在庫を減らし必要なぶんだけ購入します。

すごしやすい季節は、材木屋にとっては悩ましい季節です。

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